スキルや証などを集めていたのは、地図ボスのグレイナルがやたら凶悪そうだ……と思ったからです。しかし、ある時に戦いを挑んでみたところ、あっさりと勝利。まだ仕留めていなかったレパルド、フォロボスも前後して倒しました。これで、黒竜丸からグレイナルに至るノーマルの地図ボスを全て撃破しました。しかも、全員いけない水着装備の水着美女軍団で。
グレイナルに勝つための努力がもはや意味を持たない……、と思って意欲が消えそうになりましたが、そこで気づきました。
そうだ! すれ違い通信でもらったバラモスLv99の地図がある!
というわけで、挑戦してみるとボロ負け。
いろいろ工夫して再挑戦してもボロ負け。
全員Lv99でもボロ負け。
しかし、今朝になって1つの攻略アイデアを思いついて試したところ、アイデアはすべったもののバラモスLv99に勝てました。
事前の計画 §
バラモスLv99と戦って、大ダメージを受けた次のターン、回復役がバラモスに先立って動けないためにダメージを追加されて壊滅というパターンをよく見ました。そこで、わざわざ「ほしふるうでわ」を3つも追加錬金して4つ揃えたりもしました。しかし、それでも確実に先に動けません。特に、回復役のけんじゃ×2が遅すぎます。
そこではたと思いました。
「そうりょ+まほうつかい」なら素早いはずだぞ。
というわけで、レンジャー/まほうせんし/けんじゃ/けんじゃ(全員Lv99)の編成をあらため、レンジャー/まほうせんし/そうりょ/まほうつかい(まほのみLv87)という編成に組み替えてみました。
その結果、以下の点で秀逸であることを確認しました。
- 確実に先に動け、回復が間に合う
- ピンチの時にはベホマズンが使える (そうりょには使えるがけんじゃには使えない)
- まほうつかいのマヒャドデスはバラモスの弱点を突いて極めて強力 (まりょくかくせいして使えば1000オーバーのダメージが出る)
しかし、これでも勝てません。理由は以下の通りです。
- けんじゃなら回復役を兼任できるが、まほうつかいは兼任できない。つまり回復役が1人減って、僧侶が死ぬとそこで回復が止まって一気にパーティーが崩壊する
- 確実に蘇生できるザオリクを使えるメンバーが1人もいない
- すばやさを上げることだけ重視したので行動の順序があまり一定していない。たとえば「やまびこのさとり」→「ベホマラー」といった順番に意味のある行動指示を出しにくい
ここで行き詰まってしまい、昨晩はシィナ地図にもぐってスキル稼ぎをしていました。
しかし今朝になってアイデアが浮かびました。
- バラモスによるダメージを素早くリカバーするには、バラモスより行動の遅いメンバーが「いのちをだいじに」のAIで待機していた方が良いのではないか?
- 特定のメンバーに大ダメージの場合はベホイム等を、全体に浅くダメージが来たらベホマラーを使ってもらえそうだ。それができればかなり安定する
- 特に、誰かが死んだとき、ターン終了前にザオリクで自動蘇生させ、次ターンの最初にそうりょのベホマラーを実行できれば、蘇生したキャラも行動できるし、連携としては最強だ
- そのように考えれば、けんじゃの遅さはむしろ美徳だ
というわけで、以下のような計画を立てました。
- レンジャー/まほうせんし/そうりょ/けんじゃ(全員Lv99)
- 最初の3人は手動で指示を入れ、アクセサリも素早さ重視で「ほしふるうでわ」を装備
- けんじゃのみ指示はAIの「いのちをだいじに」とし、素早さアップのアクセサリは装備しない
はたして結果はいかに?
実際の結果 §
以下のような戦略で取り組みました。
- 攻撃はまほうせんしナッチーの「アイスフォース+バイキルト+はやぶさの剣改+はやぶさ斬り(4回攻撃)」を軸とする
- ナッチーの攻撃を補助し、多少の追加ダメージを与えるためにアキは「かぶと割り」を行う
- ナッチーにアイスフォース+バイキルトが掛かっていないときは、それを先に掛ける
- アイスフォースはアキの「かぶと割り」にも効力が出るように全体化して行う
- バイキルトはまほうせんしナッチーが担当するが、アイスフォースはフォーススキルを持ったレンジャーのアキが担当する (1ターンでフォースとバイキルトが掛かる)
- そうりょルモアは最初のターンのみフバーハ。残りのターンは全てベホマラー
- けんじゃルププはAIの自由にさせる
- 攻撃魔法の使用は一切考慮しない (いかにマヒャドデスが凄くても使えない)
実際にやった結果は以下の通りです。
- 予想に反して多くのターンでけんじゃまでバラモスに先行して動いてしまった。つまり目論見は外れた
- とはいえ、回復の弱い部分を補うためにベホイムを使ってくれる等の良いこともしてくれた
- AIけんじゃは、多くのターンでスクルトやマジックバリアを使用した。これがダメージ軽減に大きく貢献して生存率を高めてくれた
- 攻撃の軸であるナッチーが1回だけ戦闘不能になったが、これはアキが持っていた「せかいじゅのは」で復活させた
これでバラモスLv99を倒せました。
教訓のまとめ §
- バラモスLv99の凶悪な攻撃が特定の箇所に集中するとあっさり誰かが死ぬので、長期戦は不利になる。しかし、ひたすら守りを捨てて攻撃重視でもあっさり潰される
- 「アイスフォース+バイキルト+はやぶさの剣改+はやぶさ斬り(4回攻撃)」も強いが「まりょくかくせい+やまびこのさとり+マヒャドデス」も強い。両方使いたくなるが、そうすると守りを固めきれないので、勝てない場合はどちらか一方に絞るべき
- 「いてつくはどう」で補助ステータスがキャンセルされてしまうので、できるだけそれに頼らない戦略を立てるべき。たとえば、「やまびこのさとり+ベホマラー」は強力だが、可能ならやまびこのさとり抜きで対処する方策を立てるべき
- それにも関わらず掛けるべき補助ステータスは、攻撃補助(フォースやバイキルト)と、防御補助(スクルトやマジックバリア)に限られる
- 防御補助の魔法は生存性に直結するので、専任メンバを1人あててひたすら掛け続けるぐらいの気持ちでも構わない (事実として、今回の勝利の理由の8割はこれ)
- 蘇生は打撃担当メンバーに「せかいじゅのは」を持たせて使わせる方がよい。回復や防御補助に手を抜くと更なる被害者が出る恐れがあるし、ザオリク/ザオラルではHPが全回復しないので直後に攻撃を受けると再び死にかねない。この時点で攻撃の手が止まるのはやむを得ない
- 最終的に「運」の要素は残る。「運」が悪ければこれでも勝てない
ちなみに、上記のやり方を実践した場合、かぶと割りが決まって相手の防御力が落ちてくれば1ターンで1500ぐらいのダメージを与えることもできるので、(短期決戦とまでは言えないものの)長期戦にはなりません。
ステータス §
参考のために撃破時のスキルと装備をリストします。
ただし、使用していない武器のスキルは割愛。
配置は、アキとナッチーが前列です。
アキ レンジャー Lv99 §
- オノスキル100
- サバイバル100
- ゆうかん100
- きあい80
- おたから82
- きょくげい16
- はくあい100
- フォース100
- さとり100
- グレートアックス
- (盾装備なし)
- 天使のわっか
- きわどい水着上
- きふじんのてぶくろ
- きわどい水着下
- ゆうしゃのブーツ
- ほしふるうでわ
- とうぞくの秘伝書
- 魔法戦士の秘伝書
- レンジャーの秘伝書
- オノの秘伝書
ナッチー まほうせんし Lv99 §
- 剣スキル100
- 盾スキル100
- ゆうかん100
- おたから82
- きょくげい4
- とうこん100
- はくあい100
- さとり100
- はやぶさの剣改
- ロトの盾
- ククールヘア
- メタルキングよろい
- メタスラのこて
- きわどい水着下
- メタスラブーツ
- ほしふるうでわ
- 剣の秘伝書
- バトルマスターの書
- 戦士の秘伝書
ルモア そうりょ Lv99 §
- 杖スキル44
- しんこう心100
- きあい100
- おたから100
- はくあい100
- さとり100
- ガナンのおうしゃく
- みかがみの盾
- しっぷうのバンダナ
- きわどい水着上
- しんかんのグローブ
- きわどい水着下
- しんかんのブーツ
- ほしふるうでわ
- ヤリの秘伝書
- 盾の秘伝書
- そうりょの秘伝書
ルププ けんじゃ Lv99 §
- 杖スキル100
- さとり100
- ゆうかん100
- まほう100
- きあい100
- おたから82
- きょくげい16
- はくあい100
- マジカルメイス
- ダークシールド
- ぎんのかみかざり
- きわどい水着上
- ぎんのリスト
- きわどい水着下
- ピンヒール
- きんのロザリオ
- 旅芸人の秘伝書
- まほうつかいの秘伝書
- 杖の秘伝書
- パラディンの秘伝書
重要な補足・隊列と耐性という問題 §
バラモスLv99クラスの敵と戦う場合は、いい加減な山勘による装備や編成では対処できない可能性があります。
しかも、特に熟達したFINAL FANTASYプレイヤーであればはまりやすい罠があります。それは、「隊列の前列/後列」の正しい意味と、属性耐性の問題です。
今まであまり明確ではなくもやもやとしていましたが、バラモスLv99攻略中に的確な情報を発見したので、以下に補足します。
若干の説明を加えておくと。
FFの前列後列はおおむね攻撃と防御に影響します。前列であれば直接打撃のダメージが大きくなり、後列なら打撃で受けるダメージが小さくなります。しかし、ドラクエ9では「敵の攻撃対象となる確率」に影響します。
上記の攻略編成でまほうせんしナッチーは防御力に優れていますが、盾を装備していないレンジャーのアキも前列にしているのはナッチーだけに攻撃が集中するのを回避するためです。ダメージが分散すればそれだけ生存率が上がります。
それから耐性ですが、FFでは「半減/無効/吸収」の3種類ぐらいに分けられることが多いと思いますが、ドラクエ9では減少率が数値で決まっていて、かつ装備品の数値が加算されて扱われます。だから、「炎に耐性がある」という装備品でもものによって効能に差があるし、複数のそのような装備品をまとめて装備するとダメージがより大きく軽減されます。
たとえば、いけない水着ときわどい水着はどちらも炎耐性があると説明文から分かりますが、実際には「いけない水着上 10」に対して「きわどい水着上 15」という数値の差が出ています。また上下でも「きわどい水着上 15」に対して「きわどい水着下 10」という数値の差が出ます。そして同時に装備すれば合計25の炎耐性となります。これは、「水のはごろも 25」に匹敵する大きな値ですが、もちろん水のはごろもは上半身装備なので下半身に別の装備品を付ければ更にアップできます。
ちなみに、まだ持っていませんが、上記の表を見るとセラフィムのローブは炎氷風雷土闇光の7属性の全てに25の軽減効果を持っていてかなり強力です。上記の編成でナッチーがメタルキングよろいを装備しているのは、7属性に20の軽減効果があることを体感できるか試行するためです。(なので、全員水着美女軍団になっていない)
もう1つ補足すると、残り3名がいけない水着上下のままでバラモスと戦っているのは、バラモスが使う炎と雷の攻撃に対して、確かに耐性があると認識できたからです。もちろん、セラフィムのローブやメタルキングよろいには負けますが、そういった容易に入手できない装備を除外して考えれば「きわどい水着上」の15という数値は比較的上位グループに入ります。また、「きわどい水着下 10」は下半身装備の中では最も大きな数値になります。
だから、他の属性の攻撃を仕掛けてくるボスと戦うときは、恥ずかしいけどきっと水着を脱ぎます。(←いやらしい表現だ)
そういった計算も行っていかないと、高レベル旧作ボスには勝てないかもしれません。